「強みを活かし合うチーム」になれたら良いと思いませんか?
人にはそれぞれ、強みがあります。
得意なこと、自然にできてしまうこと、その人ならではの視点や物事の捉え方。
それらを活かして役割を担うということ。
強みを活かし合うチーム。もちろん全員が平均的に満遍なく業務ができることは目指しません。
また、業務が先にあって(仕事の内容を先に決めて)、それを「誰が担当する?」と得意そうな人に振る、というのとも違います。
注目するのは、チームメンバーの「強み」のほう。
この記事では、「強みを活かし合うチーム」について詳しくお伝えします。
Contents
「強みを活かし合うチーム」になることのメリット
まず、そもそも「強みを活かし合う」チームになるとどんな良いことがあるのでしょうか。
意見を言いやすいチームになる
全員が同じように考える必要もないし、満遍なく同じ能力でなくてもよい。それが「強みを活かし合うチーム」です。
だから、それぞれの視点からの意見を気軽に言いやすくなります。
「思ったことがあるけれど、言おうかな、やめておこうかな…」とためらうのは、時間もエネルギーも無駄ですよね。その間に本当なら考えられる企画やアイデアも「言おうかどうしようか」に頭を支配されていると、出てこなくなります。
そんな時間やエネルギーや思考の「ロス」がなくなるのが、一つ目のメリットです。
才能や強みを発揮できている満足感がある
これはそのままですが、チームメンバーそれぞれが「ここで才能を活かせているんだ」「強みを活かして貢献できているんだ」と感じているということは、チームにとって大きなプラスです。
メンバー全員が「このチームにいる意味」「チームでの自分の存在価値」を感じているというのは、強いものです。
分かりやすい目立った才能・強みだけではなく、(本人にとっては)ちょっとしたこと。(例えば、「Aさんはいつもすっと長期的な視野で捉えて意見を出してくれるよね」というようなことも)
そんな何気なく自然にできてしまうことが自分の「強み」だと気づけることも、それを活かせている実感があることも、「もっとやってみようか」とより積極的にチャレンジする気持ちに繋がっていきます。
チームとしての動きが速くなる
一つ目と二つ目のメリットとも関連するのですが、「強みを活かす」風土があると、「こうしたら強みを活かしてうまくいくのでは?」ということを気軽にやってみることができます。
失敗を恐れず…というより失敗を失敗とは思わない感覚でいられます。
結果、チームとしての動きが速くなり、フットワーク軽くさまざまな施策に取り組むことができる。
これが私たちのチームが感じた、3つ目のメリットです。
心理的安全性と「強みを活かす」の関係性
さて、この「強みを活かす」ということと心理的安全性には何らかの関係性があるのでしょうか。
「自分では認識していない強み」
そもそも、自分の「強み」というのは、自分では気づきにくいものです。絵が上手い、計算が速い、など分かりやすい強みもありますが、チームの中で活かせる強みには、上の二つ目のメリットで書いたような、「ちょっとした視点や物の見方」「(本人にとっては)ささっと自然にやってしまうこと」も多いのです。物事の捉え方や思考方法は目に見えませんし、何か明確な成果物に表れにくい強みは、自分ではつかむのが難しいですよね。
そんな自分では分からないことも、自分以外のチームメンバーから見ると「強み」だと分かる。そんな経験が誰しもあるのではないでしょうか。
なので、心理的安全性が高く、チーム内でお互いの強みを伝え合える雰囲気になっていることは、皆が自分や仲間の強みを認識し、それを発揮することにトライしてみる、ということに繋がっていきます。
心理的安全性が低い状態のチームでは、もしも誰かに自分の強みを伝えられても素直に受け取れない、ということになりがちです。
「自分で認識している強み」
また、各自が認識している強みがあっても、心理的安全性が低いチームではそれらが発揮されにくくなります。
「この強みを活かして●●をやってみようかな?」と思っても、
「いや、必要とされてないかな、出しゃばるのはやめておこう」
「でももし失敗したら責められるかもしれないし、やめておこう」
と、リスクを強く感じてしまい、言い出さない、挑戦しない、という選択をしてしまうからです。
(4つの対人リスクが影響します)
「自分では弱みだと思っている強み」
それから、自分では短所だと思っていることが、他の人から見ると実は強みだ!ということもよくあります。
自分では熟考せずにすぐ動いてしまって見通しが甘い、と思っているけれど、チームにとってはその初動の早さが全体を動かす原動力になっている、とか。
自分ではいつも「もしこうなったらどうするのか」と上手くいかなかったときのことばかり考えてしまってネガティブだ、と思っているけれど、チームにとってはリスクマネジメントや、勢いだけで盛り上がっているときに目的に立ち戻るということが与えられている、とか。
このように本人が短所・弱みだと思っていること。心理的安全性が低い状態においては、(無能だと思われる不安が大きくなるので)弱みを出したくない!と必死に隠そうとする心の動きが出てきます。すると、その特徴はチームという場に出されないため、気づくことができない、ということにもなるのです。
心理的安全性を高め、強みを活かし合うチームが増えますように。
- チームの心理的安全性を高めたい
- 安心して意見を言い合えるチームにしたい
- メンバーの強みが活かされるチームにしたい
- 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
- 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい
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