チームで何かを決めるときなどに、考えていることが同じだったり、方向性が似ていて微調整で済めば話は早いのですよね。
しかし、メンバーの数だけ意見があるのが大多数かと思います。それぞれ考えていることは様々ですから、当然意見が違うことも出てきます。
意見が違うときは
ついそう思ってしまうこともあるかもしれません。
私たちよさラボでも、ミーティングの中で意見が違うことはあります。
真逆の意見になることも。
それでもミーティングの最後には納得して「よし!これで進めよう」となります。
意見が違うとき、どうやっているのか?
今回はそのポイントをまとめてみました。
Contents
ポイント① 意見をジャッジする前に「受けとめる」
自分と違う意見、これまでの流れと違う意見が出てきたとき、どう感じますか?
- 「おお!面白い!それもありかも」
- 「えー?今違う流れだよね、それ言う?」
- 「それはちょっとなぁ…」
感じることは様々だと思います。
とっさに自分が感じたことは大切にしつつ、それに対してのジャッジを全体の場でするのはもう少し後にしてみることをおススメします。
まずは、出てきたどんな意見も「受けとめる」ということを一度意識してみてほしいのです。
実際に私たちのミーティングでも「まるっきり反対の意見」が出てくることがありますが、「そうなんだね」と受けとめ合うことを意識しています。
そして、その際に必ず訊かれることがあります。
それは、
「どうしてそう思うの?」
それを聞くことで、その意見が出てきた背景を知ることができたり、想いを知ることができたりするため、受けとめ合っているということが体感できていると思います。
ポイント② どんな意見でも伝えられる場づくり
ミーティングの場などで意見を言うことは、勇気がいるという方もおられるかもしれません。
それには様々な理由があります。
そこで大切なのは、「何を言っても大丈夫」という場づくり。
つまりその場の「心理的安全性」が高い、ということがポイントとなります。
「こんなこと言ったら水を差すんじゃないか」「馬鹿にされるんじゃないか」
という不安がない場。
恐れず違う意見を言える場。
「ここだったら言っても大丈夫」と感じられる場にする。
全員が少しずつでもいいので、そういう場であるか意識してみる。
それが大切なことだと思います。
そんな「心理的安全性」は以下から診断できます。自分のチームの心理的安全性はどのぐらいなのか、チェックしてみてください。
終わりに
このように違う意見であっても受けとめ合うことができると、結果的にはベストな結論に行きつくということが、経験上わかりました。
最終的には、本来の自分の意見と違う結論が出たとしても、納得して次に進めるのです。
それは「自分の意見は受けとめてもらっている」ということが分かるからこそ、次のステップに進めるということでもあると思います。
全員の意見を受けとめて、その上で「チームとしての方向性」を具体的に決める。
すると、「よし!それでいこう」となることが多いです。
そしてその際に採用されなかった意見があったとしても、「今はその意見ではない」だけで、いつかまたタイミングが合うときに採用することになったり、形を変えて生きてきたりすることもあります。
表面的な賛成、反対だけを多数決で決めると、そこにある大切なものが埋もれてしまう気がする。
これは実際にいくつものミーティングを経て体感したことです。
意見が違ったときに
「あぁ~、違うのか…」ではなく
「なぜそう思うのか?」「どの部分を大切に考えているのか?」などに目を向けると、スムーズに進むことがあると思います。
ぜひ意識してみてくださいね。
この記事の内容をお話している動画もあります。ぜひご覧ください。
- チームの心理的安全性を高めたい
- 安心して意見を言い合えるチームにしたい
- メンバーの強みが活かされるチームにしたい
- 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
- 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい
そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。
まずはちょっと体験してみたい、という方にはこちらの「チームのよさがみえるセミナー」がおすすめです。直近の開催日程はこちらから。