よさラボサポーターの岸田ヨシヒロ(キッシー)です。こんにちは。
よさラボが提供しているよさカードは、あなたの属するチームのコミュニケーションの場(会議やブレインストーミングなど)の心理的安全性を高めるお手伝いをしてくれる、楽しいカードツールです。こちらの記事でも詳しく解説されています。
心理的安全性って…なんだっけ?という方はこちらの記事もどうぞ。
よさカードは上の記事でも紹介されている通り、言葉や写真や漢字や記号や…いろんなものが書いてあるカードです。今日はその中の1枚をピックアップして、とことん掘り下げて、思考して、深読みして(笑)みたいと思います!
ピックアップして注目するカードは、画家のゴッホの言葉として知られる『美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。』という言葉が書かれたカードです。
もしかすると、あなたはゴッホや彼の言葉について知りたくてこの記事に辿り着かれたかもしれません。ゴッホについても簡単には説明しますが、この言葉を彼はどういう想いで発したのか?私たちはどういう視点で捉えるか?そんなことも、ここへ辿り着いたついでに考えてもらえると嬉しいなと思います。
Contents
ゴッホが絵画に込めた想い(僕の妄想)
フィンセント・ファン・ゴッホは1853年オランダ生まれの画家。『星月夜』や『ひまわり』などの油絵作品が有名ですね。生前は全く絵が売れなかったらしいですが、没後に弟らの尽力によってゴッホの絵は人気を博するようになったそうです。
そんなゴッホの名言はいくつもあるようですが、そのうちのひとつが、冒頭にも紹介した言葉です。
美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。
〈ゴッホ〉
ゴッホがどんな思いでこの言葉を発したのか…。自分なりに妄想してみたりするんですが。
”美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。”
ゴッホはどんな思いでこの言葉を残したんだろう…
彼の絵は生前全く売れなかったらしいけど、その理由はもしかしたら”景色の中の美しいもの”を描いていたからだろうか…
それを感じ取れる人は多くないのかもしれない。#妄想
— ヨシヒロ (@yoshihiro860512) June 13, 2019
見栄え“だけ”良い商品を作れば、もしかしたら一時的には売れるのかもしれません。絵画も、大衆が求めるような見栄えの良い美しい作品であれば、買ってくれる人も大勢いたのかもしれません。
でも、ゴッホは絵画の見栄えの良さよりも、自身が見つめた世界の美しさを伝えることに重きを置いて、筆をとり続けたのかな…ゴッホの絵が美しくないという意味ではなくて、実際は美しい絵なんだけれども。
絵をライスワーク(メシの種)として描くのではなく、ライフワーク(心からやりたいこと)として描いていた人なのかもなぁ…なんて思ったり。
正直、僕は絵画には疎いしゴッホのこともほとんど知らないド素人ですけど、だから間違った解釈なのかもしれないですけど、そんな風に思いを馳せてみました。
ゴッホの言葉を引用したよさラボの想い(僕の妄想)
そして、その言葉を、チームの心理的安全性を高めるために使う『よさカード』に取り入れたよさラボですが、メンバーはどんな想いでこの言葉を捉えたのだろう…(よさカードが生まれたとき、僕は完全によさラボの外の人でした)
よさカードにはいろんな言葉や写真や記号が散りばめられているんだけど、
と突っ込みたくなるところも多々あります(笑)僕も一緒によさカードを使いながら活動をさせてもらっているけど、実はその辺りは突っ込んで聞いたことはありません。
いや、聞けばきっと説明してくれると思うんですよ。でも、それはつくった人の感性の部分であって、なんか神聖な領域にあるようなものでもある気がして、理路整然と説明してもらうようなことでもないなとも思っていて。
もしかしたら理路整然と説明できる理由があるのかもしれないけど、その理由はともかくとして、大事なのはこの言葉に触れたとき、あなたがどう感じるか、だと思うんです。
僕は、さっきも言ったようにゴッホのことなんか全然詳しくないけど、こうやってブログを通じて誰かに何かを『伝える』ことをやっている身であります。絵画かブログか、伝える手段は違えど、何をどうやって伝えるか?と一生懸命考えているというところには共感する部分があって。(ゴッホもきっと、誰より考えていたと思う)
だから、この言葉にじっくり向き合ってみたとき、上っ面の、見た目が美しいだけのものじゃなくて、“景色の中にある美しいもの”を自分なりに捉えて伝えたいなぁなんて思ったわけです。
僕はそう思ったけど、あなたは僕とは立場が違うし、どう感じても、どう思ってもいいんですよ。
というのももちろんいいんですよ。全員必ず、この言葉から何かインスピレーションを得なければいけない、というものでもないんです。
まさに、そんなそれぞれの想いをシェアできる場が心理的安全な場であって、それを目指しているのがよさラボというチームなんですよね。
いま、『美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。』と書かれたカードを手元に置きながらこの記事を書いています。珍しく、思ったまま、考えたままにキーボードを叩いています。
なんて、我らのチームに想いを馳せながら、ツラツラ書いています。そんな風に、1枚のカードからチームメンバーのことに想いを馳せてみられるって、いいなって思います。え?思いません?
と、一人ツラツラ言葉を綴りながら、妙に納得してしまいました(笑)
おわりに
ということで今回は、1枚のよさカードをピックアップして、そこから感じた想いや、カードを作った人の想いまで掘り下げてみました。最初から最後まで僕の妄想ばかりですみません(笑)
言葉の捉え方は人それぞれで、それが面白くもあり、難しくもあります。難しいというのは、言葉はしばしば誤解を生むこともあるからです。僕がここに書いた言葉も、もしかしたら伝えたかった意図とは違う伝わり方をするかもしれません。
でも、そこで恐れずに、心理的安全性に基づいた対話ができれば、きっとチームのコミュニケーションは良くなると信じています。これからも、日本のあらゆるチームをよくするために活動するよさラボをサポートしたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おまけ
この記事を書きながら、『心理的安全性とは?』と自分で自分に問いを立ててよさカードを引いてみました。
桃栗三年柿八年…心理的安全性は…十年くらいか?なんて思っちゃいました(笑)正直、簡単なことではないと思っています。でも、大事なことです。これからも伝えていきます。僕なりの方法で。
- チームの心理的安全性を高めたい
- 安心して意見を言い合えるチームにしたい
- メンバーの強みが活かされるチームにしたい
- 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
- 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい
そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。
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