2017年より「チームのよさがみえる会議(よさ会議)」を社内で導入されている、株式会社 魚国総本社さま。
どのように実践され、社内で拡げてこられたのか。
社内のさまざまな場でよさ会議を実施している、よさカードマスター(ファシリテーター)の皆さんはどんなことを感じているのか。
Contents
インタビュー(前編)
自社内で「チームのよさがみえる会議(よさ会議)」を実施している株式会社魚国総本社の4人の皆さんに、「よさ会議」をしていこうと思ったきっかけ、実際の社内での反応などをお聴きした。
実際の声を目に見える形で紹介する
ーまず、「よさ会議」を会社でやってみることになったきっかけを教えてください。
最初は私の上司から「よさ会議、という面白いものがあるよ」と声をかけられ、この中の一人が個人的に興味があってよさセミナーに個人で申し込みました。その後、「よさ会議」を職場でやれたらいいな、という想いが実現することになりました。
さらには職場の皆さんもファシリテーターとなり、やっていく人も増えていったのです。
こういった取り組みを社内のインフォメーションに挙げていく中で、「よさ会議」を知ってくださる方、「うちのチームでもやってみたい」と思ってくださる方から声を掛けていただき、実際に「よさ会議」をする場が増えていくことになりました。
―これまでに、どんな場で「よさ会議」をされてきたのですか。
まずはファシリテーターとなった皆と気軽によさカードを使ったり、よさ会議をしてみたりしました。そうやって皆で集まっていることや、活動していることを機会がある毎に社内インフォメーションに挙げていました。すると「うちのチームでやってみてほしい」という声をかけてもらうことが増えてきたのです。
ある時は役職者が集まる定例会議で「よさ会議」をしたこともあります。役職者の方に対して行う、ということで緊張もしましたが、実際に「いい」と感じてくださった方もいらっしゃり、とても良い時間を持つことができました。
―社内で興味がある方が声をかけてくださっているのですね。社内インフォメーションではどういうことを書かれていたのでしょうか。
それは「実際の声を目に見える形で紹介する」。これに尽きますね。
実際によさ会議を体験してくださった方々の声をそのまま挙げました。すると「自分たちのところでもやってみたい」という声が聞こえてきたのです。
今回、組合から依頼があったのもその流れです。私たちファシリテーターの中で進行役やサポート役を決め、女性委員会の中でよさ会議をしてきました。お互いに助け合いながら、参加者の方のサポートをできたことが、とても良かったと思います。ちょっとした旅行気分もあり(笑)、楽しかったです。
そして一番心に残っているのは、懇親会で参加された方が駆け寄ってきて「本当に良かったです」と言われたことです。あぁ、やれて良かったなと心から感じました。
そして、私たちがいいと思ってやってきたことが、受け止めてもらえて社内でも少しずつ拡がっていっていくのを感じました。
「前向きになれる」という意見が、とても多く出てくる
―実際に皆さんが感じる「よさ会議」のいいところ、好きなところはどんなところですか。
それぞれで感じるところは違うかもしれませんので、それぞれ思ったことを挙げていきますね。
- 皆さんの、今まで知らなかったことを知ることができるのが楽しい。
- 自分が思っていることを言葉に変える力をつけることができる。外に出ると形になる気がする。
- よさカードをひくことで、気持ちを言葉にして伝える力が増している。
- 自分のことも、他の人のこともいろんな面から見ることができる。
- よさカードがあることで、何を言ってもいい空気感が作られる。
- 相手のよさもわかるし、自分のよさもわかってもらえる。
- 閃きや考え、他の人の意外な一面がどんどん出てくる。
- 勉強という感じではなく、楽しみながらできる。
- しなければいけないこともないし、しちゃダメなこともない。受けとめあえる空気感がある。
- みんなのよさを引き出せる。
- よさメッセ交換がとても好きだし、いろんな人からも人気がある。
―よさメッセ交換ですか(よさ会議の最後にその人のよさをテーマにメッセージを送りあうこと)。実際によさメッセ交換されている方々も見てこられたと思うのですが、どんな感じでしたか。
この「よさメッセ交換」は、自分のことを改めて考えるきっかけにもなるし、交換することでいろんなあたたかい気持ちを持っているように感じました。
「前向きになれる」という意見が、とても多く出てくるのも、このよさメッセ交換の特徴だと思います。よさ会議の最後にこれがあることで、改めてその人のよさに目を向けることができるし、その人の言葉で語られる「自分」に焦点をあてることができるのです。とても素敵な時間です。
このよさメッセで交換したカードを自分の手帳に入れたりしている方もいるようです。

(インタビュー後半に続く)

- チームの心理的安全性を高めたい
- 安心して意見を言い合えるチームにしたい
- メンバーの強みが活かされるチームにしたい
- 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
- 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい
そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。
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