ヨシヒロです。どうも。
この「よさがみえるラボ」のWEBサイトは2019年の年が明けた頃から製作準備をはじめ、2019年4月3日の「合同会社 よさがみえるラボ」(略して、よさラボ)設立の日に公開するに至りました。
よさラボはもともと、「チームのよさがみえる会議」としてチィさん、いほちゃん、だいちゃんの3人で作り上げてきたチームです。そこに、会社設立を期に僕もサポートメンバーとして関わらせていただくことになりました。(3人の紹介は以下のリンクからどうぞ)
社員かサポートメンバーかという区別はともかく、ひとつのチームに新たに参加するという経験をしたわけです。そんな経験は、思い返せばこれまでにも何回かありました。例えば学生時代の部活への入部。就職してからの配属、そして異動。いずれも既にあるチームへの参加です。
他にも同じような経験は大小様々、経験しているはずですが、よさラボへの参加で感じたことがあります。それは、「チームは静的なものではなく動的なもの」という改めての実感です。
今日は僕が感じた動的チームの姿と、そこに参加した時、動的なチームのよさを感じた時の感動を忘れないように書き留めておこうと思います。これからチーム作りをしていこうという方の参考になれば幸いです。
Contents
静的なチームと動的なチームの違い
はい。一般的な言葉として「静的チーム」「動的チーム」という言葉があるかどうか知りませんが、僕の中でのチームを二つに分けて考える時の基準のひとつが「静的か、動的か」という点にあります。
世の中のチームは2種類に分かれます…っていう何かを二分する切り口で話をされること多いですよね。チームの話に限らず。ということでちょっと真似してみます(笑)
世の中のチームは2種類に分かれます…静的なチームと動的なチーム。それぞれどういうものかというと…
静的チームとは、単なる人の集まりとも言い換えられる、人の集合体のこと。ここで言う「チーム」は名詞。何か目的があってその場にわーっと人が集まって、目的とすることを実行したらまたわーっと解散するようなイメージ。集まる人同士の交流はあるんだけれど、挨拶程度とか、当たり障りのない会話で終わるイメージ。心理的安全性は担保されていない場合が多い。
動的チームとは、人の有機的な集まりとも言い換えられる、人の絡み合いのこと。ここで言う「チーム」は動詞。つまりエドモンドソン教授(※脚注)が言うところの「チーミング」のこと。何かチームが目指す目標があってそこに人が集まり、お互いの価値観を絡み合わせながら、生き物としてのチームを作っていき目標達成に向けて活動する人たちのこと。心理的安全性が担保されたチームである。
どっちが良くて、どっちが悪い、という話ではなく、その時々の目的に合わせてチーム作りのスタイルがあると思うのですが、例えば会社、部活といったある程度長期にわたりひとつの目標に向かって活動をしていくチームなら、後者の動的チームでありたいなと思うのです。
そして、僕はよさラボにサポートメンバーとして参画して改めて感じたのは、
ということです。本当の意味でチームが機能しているというか、個々のメンバーの想いや価値観を透明度高い感じで見ることができて、「彼はこの時こう感じたんだ〜」「彼女はこんな価値観を持っているんだ〜」というのが日常のメンバーとの会話やLINEでのやりとりから、すごく良くわかる。
だから、すごく動的なチームだな〜と感じるんです。先にも言った通り、今までも新たなチームに参加するということは何度も経験しています。会社内での配属や異動はまさにこれに当たるのですが、正直、動的なチームだな〜と心から実感できることってなかなかありません。
それを実感できるチームに参画できることは、心から嬉しく思います。
動的なチームのよさ
誰しも、会社や部活や地域活動など、何かしらのチームに所属して活動をしているのではないでしょうか。僕も会社だったり、よさラボだったり、その他コミュニティだったり色々属していますが、何れにしても共通して思うことは、どうせ誰かと一緒に活動をするなら、楽しく実りある活動にしたい!ということです。
それを実現するためには、静的なチームと動的なチームのどちらが適しているかといえば、やっぱり後者だと思うんですね。じゃぁ、動的なチームってどんな“よさ”があるでしょう?ちょっと考えてみました。
動的なチームのよさはたくさんあると思いますが、ここではパッと思いついた2つに絞って紹介します。ひとつ目は変化を楽しめること、ふたつ目は成長を実感できること、かなと思います。
動的なチームでは変化を楽しめる
動的なチームの大前提は、心理的安全性が担保されていることだと思います。そうでなければ、お互いに素直に意見を言ったり、時にはメンバーの反対意見も受け入れるということができないからです。
僕がよさラボに新たに加わったとき、「キッシー(←僕)が加わったとき、〇〇と感じた〜」みたいなメンバーの意見がありました。内容まで詳しく書きませんが、「僕」というそれまではチームになかった新しい価値観が持ち込まれたことで、チームにちょっとした変化が現れたんですよね。
心理的安全性が担保されていない静的なチームだったら、ともすれば今までと違った価値観を持った人間は排除されたかもしれません。「今までこのやり方でやってきたのに、新しく入ってきて何言ってんの?」みたいなね。想像すると恐ろしい…
もちろんよさラボにはそんな空気感はありません。でも、何でもかんでもウェルカム!というわけではもちろんないでしょう。そりゃ人間の価値観は千差万別ですから、受け入れられるところもあればそうでないところもある。そこをお互いどうやってうまく融合していくかがポイントです。
新たなメンバーの新たな価値観を癒合して、これまでとはちょっと変化したチームを実感し、それを楽しむようにチームができていく感じ。これがまさにチーミングだなと感じたわけです。チームは変化していくものだということを実感した瞬間でした。
動的なチームでは成長を実感できる
動的なチームでは個々が成長を実感できるのもいいところかなと思います。ここで言う成長というのは、何かスキルを身につけたとかそういうことではなくて、チームメンバーを通じて新たな気づきを得られること、そしてそれをずっと続けていける(ちょっとずつチームが変化するたびに新たな気づきを得られる)ことです。
メンバーそれぞれがそれぞれの想いをシェアし、その人のことを昨日より少しよく知ることができたとき、今までのその人の言動や振る舞いも思い出しながら、「あぁ、あの時のあの言葉は、こういう価値観からきてるんだ」と気づいたり、自分自身にも同じような感覚があるなとか、ここは感覚が違うなとか、自分自身をより深く知ることにも繋がります。
これを毎日のように続けていけるということが、どれだけ人の成長につながることか。僕は最近、ひしひしと感じています。
例えば、よさラボメンバーが毎日やっているLINEでのミニよさ会議。
これまでチィさん、いほちゃん、だいちゃんの3人でやってきた取り組みに、この4月から僕も参加していますが、毎朝何かしらの気づきがあるというのは、うまく言葉にはできないから月並みな言葉になるけど、すごくいい。
こんな毎日の小さな積み重ねが心理的安全性の高いチームを作るんだ、人の成長につながるんだ、ということを実感できます。
おわりに
気づけばえらい長い文章を書いてしまっていたので、今回はこの辺でおしまいにしておきます(笑)
まとめると、チームというのは単に人が集まってできているものではなく、日々の積み重ねで作っていくものだということ。心理的安全な場をベースにしてお互いの価値観が絡み合うことで、チーミングもうまく進み、個々の成長も促されるということ。
そんな風に思います。よさラボのLINE@に登録すると、よさカードを引く体験もできるみたいです。ミニよさ会議が体験できる!ぜひ登録してみてね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
- チームの心理的安全性を高めたい
- 安心して意見を言い合えるチームにしたい
- メンバーの強みが活かされるチームにしたい
- 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
- 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい
そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。
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