前回の記事で、経営者・リーダーの内なる想いを「言語化」することで、社員や部下に伝わり始める、と書きました。
この記事では、内なる想いを言葉にし、経営者・リーダー自身がそれを掴んだその次のステップ「自然体で、想いの宿った言葉で伝える」についてお伝えします。
Contents
自然体で、想いの宿った言葉で伝える
自然体でいること
言語化できていて、自分で自分の想いや考えを整然と理解できている。そしてそれを伝えているのに、10分の1ぐらいしか伝わった気がしない。
社員の反応が薄かったり、白けているように見えたりする。
こんなことなら、言わなければ良かった、と思う(笑)
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、伝えている中に何か不自然な要素がないかどうか確認してみてください。
威厳を見せなければ、と思うが故に、想いを伝えるというよりも仕事のやり方に関する指示命令に近くなっていたり…
口下手だから誤解されるかもしれないなと思いながらおそるおそる言ってみては、やはり社員には伝わらないと諦めの心境になったり…
人はそんな「不自然さ」を察知するものです。
これを解決するには、どうすれば良いのでしょうか。
…ですよね(笑)。では、どうすれば自然体でいられるのか。
どう見せるか、どう思われるか、を気にするのではなく、いかに自分の想いをそのまま語るかを意識するということです。
内なる想いを言葉にしてみたのであれば、それをまず自分自身が聞き、肯定的に受けとめてみましょう。
想いの宿った言葉で話す
人は、「論理的に正しいから」「理路整然としていて分かりやすいから」動くわけではありません。
感情が動き、心から納得感を持つことが、「やっぱりこの会社にいられて良かった」「ここでこそ自分を活かしたい」「この方向性でいくぞ」と、行動するモチベーションに繋がるのです。
では、どのようにすれば、相手の感情の部分に届くように伝えられるのでしょうか。
…ですよね(笑)。おそらく、自分で「これが想いの宿った言葉だ」「感情に届く言葉だ」と認識することは難しいもの。
自分で自分のことは分かりにくいから、という理由もありますし、普段「論理的であること」を求められがちで、そればかり意識しているから、という理由もありますね。
であれば、まずは目を向けてみませんか?
「自分のどんな言葉が、どんなストーリーが、人の感情を動かすのか」に。
誰でも必ず、何らかの動機と想いがあって、その事業を立ち上げたり、リーダーとしてのポジションについたりしています。
信頼できる身近な人や、話を聴いたり引き出したりするプロに、まずは話してみるのがおすすめです。
前回の記事でご紹介した以下の質問の答えを聴いてもらうのも良いですね。
- 仕事において大切にしていることは何ですか?
- どんな世の中をつくりたいですか?
- その世の中をつくるために、あなた(の会社)が担うことは何ですか?
そして聴いてもらった相手に、話を聴いて感動したこと、グッと惹きつけられたこと、魅力に感じたことなどをフィードバックしてもらってみてください。
おわりに
「自分のどんな言葉が、どんなストーリーが、人の感情を動かすのか」を知り、そんな「想いの宿った言葉」で伝えることを始めていけたら素晴らしいですね。
とはいえ、これまでなかなか想いを伝えることを意識していなかった方が取り組むのは、難しいと感じられることもあるでしょう。
「ここに想いが乗っていましたよ」「これが仲間の感情に届く部分ですよ」というフィードバックも、誰でもできるわけではないかもしれません。
そこで、よさラボでは現在、経営者・リーダーの方向けに
- 経営者・リーダー自身の想いを言語化する
- 部下や仲間やお客様に、想いの宿った言葉で語れる・伝わるようになる
そんな個別サポートを準備しています。正式なサービスはスタート前ですが、モニターとして個別サポート(あなたと、よさラボメンバー2人の1対2で行うセッション)をご希望される方は、ぜひ下のお問合せフォームよりご連絡ください。
- チームの心理的安全性を高めたい
- 安心して意見を言い合えるチームにしたい
- メンバーの強みが活かされるチームにしたい
- 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
- 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい
そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。
まずはちょっと体験してみたい、という方にはこちらの「チームのよさがみえるセミナー」がおすすめです。直近の開催日程はこちらから。