心理的安全性

心理的安全性はOSである

こんにちは!高井ちずこ(チィ)です。


ここ数年でぐっと注目度の上がった「心理的安全性」。気兼ねなく想いや考えを言える雰囲気、安心して自分の意見や本音を伝えられる空気感のことです。チームの心理的安全性は、そのチーム生産性にも大きく関わってくることをご存知の方は多くなってきているかもしれません。

この記事では、そこからもう一歩深め、組織・チームにおける心理的安全性の位置づけについて書いてみたいと思います。

「心理的安全性」とは「心理的安全性」って?と、なんとなく雰囲気はつかめるものの、どういうものかと言われるとよくわからない。そんな言葉かもしれませんね。実はこ...

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心理的安全性は、OS

「心理的安全性が高いこと」が、生産性の高いチームの共通点である、という研究結果(Google社/「プロジェクト アリストテレス」)があります。そこから、「心理的安全性を高めること」は生産性を高めるための施策、つまり「時間外労働の規制」とか「評価制度の改定」とか「採用施策」などと同じような施策のひとつだと思っていませんか?


チィ
チィ
「心理的安全性」はそれらの施策と横並びの関係ではないと思うのです!

では、どんな関係なのでしょうか。

チィ
チィ
それらの施策すべての、「土台」じゃないかな♪

スマホに例えるならば、「時間外労働の規制」も「評価制度」も「採用施策」も、アプリ。心理的安全性は、それらを動かすOS、というイメージです。

OSが古いと、使えないアプリがありますよね。使えても動きが遅かったり。「この評価制度、良さそう!」と流行のアプリに飛びついても、そもそもOSが古すぎたら(心理的安全性が低すぎたら)、その効果はほとんど出ないでしょう。

先日のこの記事も、まさにアプリとOSの関係性が表れている話だと思います。

ハラスメントの根本原因は職場の心理的安全性の欠如であるよさラボサポーターの岸田ヨシヒロ(キッシー)です。こんにちは!今回は職場の『ハラスメント』について、心理的安全性の観点から考えます。職場...

ここでは、ハラスメント対策(研修)がひとつのアプリ。このアプリは、あまりOSを意識していないように感じます。どんなOSでも無難に動くように(とにかく問題が起こらないように)…という印象です。


OSの状態はどうなのだろうか。そのOSに合わせたアプリ(研修や施策)はどんなものだろうか。そもそもOSをアップデートすることは必要だろうか。

そんなふうに、心理的安全性というOSを意識する組織が増えていくといいなと思うのです。

最近流行している、組織のアプリ

先ほど書いたハラスメント対策もそうですが、他にも、最近よく聞かれる施策ってありますね。


例えば、働き方改革に関連して、残業を減らすための業務効率化。
心理的安全性が低い状態で「残業削減!」という旗を振っても、本質的な改善案にはたどり着けないでしょう。「業務量が変わらないのに残業を減らせって、無理だよ!」なんていう愚痴が聞こえているとしたら、必要なメンバーが本音で話せていないということ(心理的安全性が高くないということ)だと思います。

例えば、1on1ミーティング。
1~2週に一度、30分程度、上司と1対1でミーティングをする、部下のための時間です。最近導入している企業が増えているようですね。ここでは1on1ミーティングの詳細な解説は割愛しますが、関係性のよくない上司との毎週のミーティングは決して「部下のための時間」にはならないことは想像に難くないでしょう。信頼関係が土台としてあってこその施策です。

流行のアプリ(施策)をいいなと思ったら、導入を検討する際にOS(心理的安全性)も考慮することをお薦めしたいです!

あなたの組織のOSは?

うちの会社のOS(心理的安全性)はどの程度なんだろう?

まずは、自分のチームの心理的安全性はどうかな?と意識してみることから始めてみましょう。チームを良くしたい、うまくいっていないことを解決したい、というときに、どんな施策を取り入れるのであれ、OSとして心理的安全性もチェックしてみる意識が重要だと思います。

とはいえ心理的安全性は、スマホのOSのように「バージョン12.3.1」などと明確な数値では掴めないもの。それでも、高いのか、低いのか、なぜそう思うのか、を見つめてみることから始めてみてください。

そして…実は「心理的安全性」の指標もあったりしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

心理的安全の測り方ヨシヒロです。どうも。今回はズバリ!心理的安全性の測り方をご紹介します。これからチームの心理的安全性を高めていきたい!と思っても、どんな...

よさラボでも、もう少し簡単に心理的安全性がチェックできる方法を準備中です☆お楽しみに!!

ABOUT ME
高井ちずこ
よさラボの代表をしています。得意なことは場づくり、初動の推進力、カタチにすること。これらを活かし、よさラボでは主にファシリテーション、コンテンツづくり、突っ走り役を担っています!
「ここに居られて良かった」と思えるチームになる

  • チームの心理的安全性を高めたい
  • 安心して意見を言い合えるチームにしたい
  • メンバーの強みが活かされるチームにしたい
  • 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
  • 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい

そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。

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