心理的安全性

「遠慮」よさらば!メンバーの意見を引き出せる会議にする方法

チームメンバーとの会議を思い浮かべてみてください。

会議の雰囲気はいかがですか?意見は活発に交わされていますか?

こんな声を聞きました。

リーダー
リーダー
会議では意見は出るけど…リーダーの私の意見が正しいって雰囲気になりがち。もっと遠慮なく、反対意見や異なる視点からの意見も遠慮なく言ってほしい!!

同じように感じている方もいるのではないでしょうか。

  • 反対意見が出づらい
  • (リーダーなど)誰かの意見が出たらそれに従う雰囲気がある
  • 発言するメンバーに偏りがある
  • 遠慮して発言をためらっているメンバーがいる

こういったことが自分のチームにある、と思ったら…
この記事でご紹介するコツを試してみてくださいね。

Contents

「遠慮」が発生する理由

会議で「遠慮」が発生しているとき、その理由としてメンバーが感じていることが、おそらく以下の4つに大別されます。

メンバー
メンバー
❶自分の意見は必要とされていないのでは?
自分の発言はここで求められていないように感じる…
メンバー
メンバー
❷発言して、内容が見当はずれだったらどうしよう…
メンバー
メンバー
❸反対意見を言ったら、雰囲気を悪くする気がする…言うのはやめておこう
新人
新人
❹そもそも議題について分からないことがあるけれど、今さら聞けない…

これらは、それぞれ、「●●だと思われたらどうしよう?」という不安。
「4つの対人リスク」と言われるもので、人が人との間で感じやすいものです。

  1. 邪魔だと思われる不安・出しゃばりだと思われる不安
  2. 無能だと思われる不安
  3. ネガティブだと思われる不安
  4. 無知だと思われる不安

これらの不安が多く存在している組織は、心理的安全性が低い状態です。

意見を活発に引き出せる会議をつくる

メンバーが「こう思われるのではないか」という不安を感じる場、発言するのをためらう場。会議をそういう場にしたい!と思う人はいないはず。

安心して思ったことを言える会議意見が活発に出る会議にしたいですよね!

「遠慮」のない場をつくるためのマインド

「遠慮」のない場をつくるには、前述の「4つの不安」を取り除くことが大切です。

「こう思われたらどうしよう」「自分が発言しないほうがいいのではないか」
参加者がそう感じないような会議にしていくために鍵となるマインドを2つご紹介します。

高井
高井
ひとつは、「何でもOK!」と受けとめるマインドです。

会議を開くリーダーや、ファシリテーション(進行)を担う人が、特にこのマインドでいることが重要です。
「どんな意見も、場に出してOK!」(どんな意見も採用する、ということではないです)
「『そもそも議題の定義が分からない』など、疑問も歓迎!」
と言葉にして伝えるのも良いですし、実際に発言すべてをいったん受けとめる在り方を意識してみましょう。

井上
井上
もうひとつは、「違いは宝!」マインドです。

全員の声が場に出されてこそ、そのメンバー全員が参加している意味が生まれます。
立場や経験が違えば、違う視点を持っているもの。
新人の「そもそも○○って何ですか?」という声を、「勉強不足」と一刀両断してしまうのではなく、「(まだ内部に入って日が浅い)この人にとっては、そこが分からないのだな」と受けとめてみる。
それは、「これから協力を依頼する他部署にとっても分かりづらいだろうから、説明を工夫しよう」というアイデアに繋がるかもしれません。

それぞれの考え方・捉え方・視点を活かすことは、会議の結論の質も高めることになります。そんな視点の「違い」は宝!!ですよね。

活発な意見を引き出す具体的な手法

上記のマインドを持ちつつ、会議ですぐに取り入れられる具体的な方法をご紹介します。

①全員が最初に発言できる、5分間のアイスブレイク

「今日の会議が終わったとき、どうなっていたら最高?」
「今日の議題の△△プロジェクトについて、どんなところが好き?」
などの質問を投げかけ、全員にひと言ずつ答えを発表してもらいます。

「自分も発言していいんだな(自分の意見も必要とされているんだな)」
「小さなことでも出した意見は受けとめてもらえそうだな」
と、安心して思ったこと・感じたことを(言うかどうか悩まずに)言える空気感をつくるために有効です。

「会議のはじめに質問の答えを全員で伝え合う」5分間のアイスブレイクについては、下記の記事で詳しく解説しています。

5分で!オンライン会議の心理的安全性を高める方法テレワークの導入、対面での訪問打合せの見合わせで、すっかり主流となったオンライン会議。 zoomでの会議にも随分慣れてきた、という方も...

 

②全員の意見を引き出しやすい!「よさカード」

会議中に、より自由に全員の意見を引き出したい!というときは、ちょっとしたツールを使ってみるのもオススメです。

何か意見ありませんか〜?

と言ってもなかなか発言がない、というときには、「きっかけ」をつくってみることが大事。

高井
高井
私たち よさがみえるラボの「よさカード」が「きっかけ」になりますよ!
よさカード

 

50枚のカードには、それぞれ異なる 文字・フレーズ・記号・写真などが載っています。会議の場以外でも、これを使って対話をすることでお互いの価値観が分かり心理的安全性が高まるのですが…

井上
井上
よさカードは、会議で「意見やアイデアを引き出したいとき」にも活躍するのです

出たカードをきっかけにして、

  • 思い付きをどんどん出すブレインストーミング
  • 今の案の「メリット」
  • 今の案の「デメリット」
  • 何かひとつ小さく変えるとしたら?

などなど、お題について思うことを言ってもらいましょう。

全員がカードを引くことで、全員が発言しやすくなります。
また、ちょっと意外な(一見 議題と関係のなさそうな)カードなので、「こう答えるべき」という正解を意識しすぎる感覚が薄れ、自由な発想や発言が促されます。
思いがけないアイデアや気づきも生まれるかもしれません。

参考までに、よさラボの高井と井上が二人で「よさカードでキャッチコピーを考える!」にトライした際の動画もご紹介しておきます!

(思いがけないアイデアが出たり、お互いの物の見方に気付けたり。とにかく楽しい雰囲気になりました!)

おわりに

あなたのチームの会議から「遠慮」や「不安」がなくなり、活発にそれぞれの意見が交わされるようになることを願っています。

上でご紹介した方法、ぜひ試してみてくださいね。

よさカードにご興味を持たれた方は、下記から「よさカード個別無料体験」にお申込ください。

  • 実際によさカードを引いて対話をする体験ができる
  • よさカードの導入事例を聞ける
  • 自社(自チーム)の会議の進行・場づくりについて相談できる

そんな30〜60分ほどの時間をご一緒させていただきます。(当面の間、zoomでの実施とさせていただきますね)

 

 

ABOUT ME
高井ちずこ
よさラボの代表をしています。得意なことは場づくり、初動の推進力、カタチにすること。これらを活かし、よさラボでは主にファシリテーション、コンテンツづくり、突っ走り役を担っています!
「ここに居られて良かった」と思えるチームになる
  • チームの心理的安全性を高めたい
  • 安心して意見を言い合えるチームにしたい
  • メンバーの強みが活かされるチームにしたい
  • 「このチームにいられてよかった!」と思える場をつくりたい
  • 「ここで力を発揮したい!」と皆が積極的に思えるチームにしたい

そんなあなたや、あなたのチームにオススメなのが「チームのよさがみえる会議」です。あなたの会社にファシリテーターがお伺いして心理的安全性の高い場作りのお手伝いをします。お気軽にお問い合わせください。

まずはちょっと体験してみたい、という方にはこちらの「チームのよさがみえるセミナー」がおすすめです。直近の開催日程はこちらから。